川崎に店を構えて18年。常連客たちでいつもにぎわう「杉作」は本格的な牛たん焼きで食通を唸らす人気のお店。店主の杉山さんに、ミューザへの期待やドラマチックに変わり行く川崎への想いを聞いてみました。
・・・杉山さんがお店を構えた頃の川崎はどんなかんじだったのですか?
店のあった大宮町40番地といえば、地元の人で知らない人はいないほどの、賑わいのあった飲食街だったんですよ。当時は東芝の工場があった関係で川崎西口はとても賑やかでした。数千人というサラリーマンたちが西口に集まるわけですからねぇ。長屋のようで、お世辞にもけして綺麗な飲食街とは言えませんでしたが、ビールが足りない、ごはんがなくなった、と言っては、隣の店同士が気軽に助け合うような、ほんとにいい雰囲気があったんです。
・・・東芝が移転してしまってから、状況に変化はありましたか?
ええ、やはりそれは。お客さんの80%以上が東芝さんの社員や工場にやってくるサラリーマンでしたからね。私もこの町にもう30年も住んでいるのですが、川崎というと、どうしても賑やかな東口が<表玄関>、対する西口が<裏玄関>というイメージがありました。だから、この西口にMUZAができる、という話を聞いたときは、驚きと共に、期待で胸が一杯になりましたよ。
・・・具体的にはミューザのどんなところに期待されますか?
よく考えてみると、バブル以降、新しい個性をもった街って、あまり生まれていない気がするんですよね。そんな中で、<癒し><なごみ><豊かさ><文化的空間>が共存するミューザ川崎は、まさに129万都市・川崎にふさわしい、未来都市へのステップになると思っているんです。生活環境が変われば、自然と生活意識も変わる。実際、昔は工業と公害の街、みたいな不名誉なレッテルを貼られる時期もあった川崎ですが、これからはミューザとともに、新しい時代を築いていける、と確信しています。
・・・MUZAとともに、生まれ変わった新しい「杉作」にも期待していいですね!
はい、どうぞ期待してください。うちのように単品で勝負する店はちょっとでも手抜きをしたり味が落ちたら終わり。私が修行した本場、仙台の牛たんに負けない、いや、それ以上の牛たん料理を出そうと、スタッフ一同気持ちを新たに頑張ります。1年後の杉作?そうだなぁ、昼も夜も、老若男女の行列が途切れないお店になっていると思いますよ(笑)。